Ruby逆引きレシピAdvent Calendar(12/10):画像に文字列を挿入する
Ruby逆引きレシピAdvent Calendarの2日目、1日目の@niku_nameさんに続き、Ruby勉強中の趣味プログラマである僕が書きます。
プログラマの皆さんには馴染み深いものですが、通常テクニカルリファレンスは「手段」から「結果」を参照するのに対し、「逆引き」とは「結果」から「手段」を参照するものです。つまり「やりたいこと」から「やる方法」を探すということですね。
この「Ruby逆引きレシピ」は、上記の通り、Rubyにおける逆引き本です。ただし、ただ逆引きのリファレンスとだけ使う本ではありません。「はじめに」に書いてあるとおり、様々な「やる方法」を知ることで「Rubyらしい考え方、Rubyの哲学」を身につけることを1つの目的としています。僕はまだまだ勉強中なので、そのような考え方・哲学を身につけられているとは思いませんが、この本を読むたびに新しい考え方、新しい着眼点に気づき、改めて[Rubyの/プログラムの]面白さを感じています。また、既に知っているライブラリやコマンドでも、新しい気づきがあったり更に深く調べるきっかけになったりします。ぜひ通して読むことをお奨めします。
さて、というわけで、Ruby逆引きレシピを見ながら実際にプログラムを作ってみましょう!実は2ヶ月ぶりにプログラム書きます!
今回僕がターゲットにしたのは、Ruby逆引きレシピ第7章「7.5 画像」の「画像にエフェクトをかけたい」です。元々画像処理には興味があったんだけど、今までやったことがありませんでした。しかしこのレシピに「画像に文字を挿入する方法」が書いてたので、これを使ってプログラムを書いてみたいと思います。
まずは、ImageMagickのインストールです。僕の環境はDebian lennyなのでaptitudeを使ってインストール。
以下がソースです。
まずFavotter英語版から、20Fav以上を閾値に、最新のTweetを取得します。
そのTweetをrbtaggerという英文形態素解析で分解します。多分NN*というのが名詞だと思われるので、Tweet内の最後の名詞を抽出します。
その名詞をキーワードに、Yahoo!デベロッパーネットワーク画像検索から、画像を検索し、ダウンロードします。
ダウンロードした画像に、RMagickを使って、Tweetを挿入します。文字列を折り返して画像に挿入する方法がわからなかったので、画像からはみ出てしまうのが問題。改善は今後検討します。
ちなみに日本語のFavotterを使わなかったのは、ImageMagickで日本語が使えるのかわからなかったから。今度調査します。
さて、今回抽出したTweetがこちら
はい、文字がはみ出てますし、あんまり面白い結果ではないんだけど、ちゃんと文字が挿入されてますね!
久しぶりにプログラム書いたらすっげー楽しかったです。この書くってこと、ちゃんと習慣づけしよう。
こんな感じで、新しい勉強のきっかけにもなる「Ruby逆引きレシピ」、是非一冊貴方のお手元に!
プログラマの皆さんには馴染み深いものですが、通常テクニカルリファレンスは「手段」から「結果」を参照するのに対し、「逆引き」とは「結果」から「手段」を参照するものです。つまり「やりたいこと」から「やる方法」を探すということですね。
この「Ruby逆引きレシピ」は、上記の通り、Rubyにおける逆引き本です。ただし、ただ逆引きのリファレンスとだけ使う本ではありません。「はじめに」に書いてあるとおり、様々な「やる方法」を知ることで「Rubyらしい考え方、Rubyの哲学」を身につけることを1つの目的としています。僕はまだまだ勉強中なので、そのような考え方・哲学を身につけられているとは思いませんが、この本を読むたびに新しい考え方、新しい着眼点に気づき、改めて[Rubyの/プログラムの]面白さを感じています。また、既に知っているライブラリやコマンドでも、新しい気づきがあったり更に深く調べるきっかけになったりします。ぜひ通して読むことをお奨めします。
さて、というわけで、Ruby逆引きレシピを見ながら実際にプログラムを作ってみましょう!実は2ヶ月ぶりにプログラム書きます!
今回僕がターゲットにしたのは、Ruby逆引きレシピ第7章「7.5 画像」の「画像にエフェクトをかけたい」です。元々画像処理には興味があったんだけど、今までやったことがありませんでした。しかしこのレシピに「画像に文字を挿入する方法」が書いてたので、これを使ってプログラムを書いてみたいと思います。
まずは、ImageMagickのインストールです。僕の環境はDebian lennyなのでaptitudeを使ってインストール。
sudo aptitude install imagemagick次にImageMagickをRubyから使う為のライブラリRMagickをgemを使ってインストールします。
gem install rmagick ->エラー出た Can't install RMagick 2.13.1. Can't find Magick-config in /usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/usr/X11R6/binどうやらImageMagick以外にMagick-configというものが必要だそうです。これはdevパッケージに入ってるそうなので、C++用のdevパッケージをインストールしました。
udo aptitude install libmagick++9-dev再挑戦!
gem install rmagick ->エラー出た checking for ImageMagick version >= 6.4.9... no Can't install RMagick 2.13.1. You must have ImageMagick 6.4.9 or later.なんと、RMagickとImageMagickのバージョンが合いませんでした。DebianのImageMagickのバージョンが古いからですね。そこでgemに-vオプションをつけて、RMagick2では無くRMagick1をインストール。
sudo gem install rmagick -v 1.15.17さて、ようやく環境が整いました。
以下がソースです。
まずFavotter英語版から、20Fav以上を閾値に、最新のTweetを取得します。
そのTweetをrbtaggerという英文形態素解析で分解します。多分NN*というのが名詞だと思われるので、Tweet内の最後の名詞を抽出します。
その名詞をキーワードに、Yahoo!デベロッパーネットワーク画像検索から、画像を検索し、ダウンロードします。
ダウンロードした画像に、RMagickを使って、Tweetを挿入します。文字列を折り返して画像に挿入する方法がわからなかったので、画像からはみ出てしまうのが問題。改善は今後検討します。
ちなみに日本語のFavotterを使わなかったのは、ImageMagickで日本語が使えるのかわからなかったから。今度調査します。
#! /usr/bin/ruby -Ku require 'open-uri' require 'net/http' require 'rexml/document' require 'rss/2.0' require 'cgi' require 'rubygems' require 'RMagick' require 'rbtagger' begin mess,source,keyword = String.new tagger = Brill::Tagger.new #en.favotter.netから20fav以上のTweetを取得 open('http://en.favotter.net/home.php?env=rss&mode=new&threshold=20') do |http| response = http.read result = RSS::Parser.parse(response, false) post = result.items[0].description # 本当はdivは小文字です。 post.gsub!(/<div align="\"right\"" class="\"favotters\"">.+?fav by/,'') post.gsub!(/<.+?>/,'') post.sub!(/\s/,' ') mess = "@" + post # rbtaggerでTweetに含まれる名詞(多分)を抽出。 data = tagger.tag(post) data.each do |word,tag| if /^NN/ =~ tag then keyword = word end end end # Yahooデベロッパーネットワークの画像検索から画像をヒットさせダウンロード param = Hash.new param['appid'] = "YAHOOからもらったAPPID" param['query'] = keyword param['results'] = 1 param['adult_ok'] = 1 param['format'] = "jpeg" opt = param.map{|i| i.map{|j| CGI.escape j.to_s}.join('=') }.join('&') base = "http://search.yahooapis.jp/ImageSearchService/V1/imageSearch?" uri = base + opt puts uri xml = open(uri).read doc = REXML::Document.new(xml) doc.elements.each("/ResultSet/Result") do |elm| source = elm.elements['Url'].text end system "wget -O image.jpg #{source}" # RMagickで画像にTweetを挿入。 # 折り返しの仕方が分からず文字がはみ出る。 img = Magick::ImageList.new("image.jpg") text = Magick::Draw.new text.annotate(img, 0, 0, 0, 60, mess) { self.gravity = Magick::SouthGravity self.pointsize = 12 self.fill = '#ff6600' self.font_weight = Magick::BoldWeight } img.write('output.jpg') rescue print "RuntimeError: ", $!, "\n"; end
さて、今回抽出したTweetがこちら
@RevRunWisdom Ppl who try to talk down on you,, are actually the 1's who really look up to youで、実際にスクリプトを動かした結果がこれ。
はい、文字がはみ出てますし、あんまり面白い結果ではないんだけど、ちゃんと文字が挿入されてますね!
久しぶりにプログラム書いたらすっげー楽しかったです。この書くってこと、ちゃんと習慣づけしよう。
こんな感じで、新しい勉強のきっかけにもなる「Ruby逆引きレシピ」、是非一冊貴方のお手元に!
島田 浩二,設樂 洋爾,村田 賢太,前田 智樹,谷口 文威
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