2017/04/14

読了: ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える


すっげー面白かった。Googleでやっている施策や考え方、また失敗談などがみっちり詰まってて、一気に読み進めれる事が出来た。大きな会社だからこそのものもあるけれど、僕みたいな小さな会社でも真似できるものもあったので、試せるものはチャレンジしてみようと思う。

2017/03/28

「わからないのがわからない」という断絶

「わからないのがわからない」という言葉が使われるのは2つのパターンがある。

1つは新入社員などのその環境に不慣れな人が使うパターンで「わからないんだけど、何がわからないのかがわかりません」というもの。これは経験不足から発生するものであり、業務知識のような「その場の常識」が身に付いていないが故にわからないのであって、多くの場合は場の理解と経験/体験によってカバーされ、3ヶ月もするとわかるようになる。ある意味では自分の立場をよく理解しているポジティブな発言と捉えることが出来るだろう。これは断絶ではない。

もう1つが、先輩や上司が「俺はわかる、普通はわかるはず、なんでお前がわからないのかが俺にはわからない」というもの。これはコミュニケーションの断絶であり、もっと言えば拒絶だ。こういう発言をする人の多くは自己評価が低く自分は普通だと思っているが、実際には非常に優秀であり、誰もがこの人と同じ行動が取れる訳では無いのだけれど、自己評価が低い故に自分と同じことが出来ない人が理解できない。

デール・カーネギーが「人は誰でも、 他人よりも何らかの点で優れていると考えていることを忘れてはならない」と言っていたけれど、僕に言わせれば「人は誰でも、 他人よりも何らかの点で優れている」のだし、自分は他人よりも何らかの点で劣っているのだ。どんな関係性であっても他人に対するリスペクトは失ってはならない。ある事柄について相手がわからないのは、その事柄が間違っているからかもしれないのだ。だからこそ丁寧な説明とや議論といったコミュニケーションが必要だ。

この前のブログエントリでも書いたけど「コミュニケーションとは相互の知見や経験を共有するプロセス」であり、相互に努力をする必要がある。片一方からの押し付けはコミュニケーションでは無い。この春から先輩や上司になる皆さんには是非考えて頂きたい。



コミュニケーションコストは無駄なんかじゃない

コミュニケーションとは相互の知見や経験を共有するプロセスであり、当然共有のためのコストがかかる。具体的には時間、考えを言葉にするという行為、相互の認識不一致などのロスとその修正などだ。そしてそのコストは相互の距離に比例する。極端に言えばお互いの脳をダイレクトリンクするのが一番なんだろうけど、現実的には対面で同じ言語で会話するのが低コストだ。言葉だけでなくちょっとした仕草や全身のリアクションなどといった、いわゆる「空気」がダイレクトに把握出来るからだ。オンラインのビデオチャットでは、言葉は伝わるものの、そういった「空気」を伝えるのは難しい。またこれが文字チャットになると、言葉に含まれる感情が失われる。さらに非同期のコミュニケーションとなれば、話題に対する鮮度がずれて、更に噛み合わなくなる。

こういった問題は職場だけでなく、今やSNSを使いこなすようになった学生でも、家族でも、地域コミュニティでも同様だろう。コミュニケーションとはそれ自体がコストであり、状況やツールによってコストが増減する、という認識は全ての人が持つべきだと思う。そしてそのコストを出し渋れば出し渋るほど、分かり合えなくなる。コミュニケーションコストは無駄なんかじゃない。誰もがコミュニケーションにかかるコストを積極的に支払うべきなんだと僕は思う。ディスコミュニケーションによって発生するコストは無意味で無意義だ。そんな無駄を省くことでもっと皆が楽しく暮らせるだろうし、そのためにコミュニケーションコストはもっと支払って良い。

ところで、例えば弊社なんかもそうなんだけど、最近ではフレックスやリモートワークなど、自由な働き方を認める会社が多くなった。そうすると働いている時間も場所も違うので、当然コミュニケーションコストは大きくなる。だからといって「自由な働き方を辞めるべき」という結論は本末転倒なので、自由な働き方を維持しながらどうやってコミュニケーションコストを小さくするか、具体的にはオンラインや非同期でも情報ロスが少ないコミュニケーションの形を模索していかなくてはならない、という課題を持っている。

特に結論は無いんだけど、最近こんなことをもやもやと考えています。


2017/03/23

[読了]: How Google Works


すっかり積ん読になってたのをやっと読んだ。Googleについては考えや働き方や就業環境について理想的と言われる事が多いけど、実際にはいろいろな過ちを犯しながら改善されていってるのがわかる良い本だった。また有名な20%ルールも、本書に書かれている通り20%の時間と勘違いされている事が多くて、それを縦に時間をきっちり作る人が多いけれど、実際には20%の仕事だという真実がわかったのも良かった。特にGoogleのような会社でもコミュニケーションは強く重視されるべきで様々な施策を実施しているというのは僕にとって大きな学びだった。