「カンバン・リーン・スタートダッシュ!」に参加してきた

・併せて読みたい:[-*煙猴*-]: 読了:[アジャイルサムライ]、[リーン開発の現場]

「リーン開発の現場」の訳者である藤原さんと監訳者である角谷さんがリーンやアジャイルについてお話頂けるイベント、「カンバン・リーン・スタートダッシュ!」に参加してきました!

リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営
Henrik Kniberg,角谷 信太郎,市谷 聡啓,藤原 大

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イベントの雰囲気については「2013/12/18 カンバン・リーン・スタートダッシュ! #agilesapporo - Togetterまとめ」をご参照下さい。

カンバン・リーン・スタートダッシュ! - 藤原大氏
「リーン開発の現場」はヘンリック氏の経験が書かれた本ですが、このセッションでは藤原氏が自らカンバンを導入し、試行錯誤した経緯についてお話頂きました。
冒頭で「理論では無く経験だ」というヘンリック氏の言葉が引用されましたが、まさにその言葉の実践としてのセッションだったと思います。書籍と同様に、こうやってみた、こんな結果が出た或は出なかった、だからこうした、という実体験に基づくお話はとても貴重であり、そして楽しいものでした。事例はあくまで事例であって答えではありませんが、試行錯誤の過程や他の人の経験則はとても勉強になります。
僕の感覚的には、カンバンはマネージメントというよりもコミュニケーション改善手法の一つのようにと思えました。

ぼくらはeXtreme Programmingのかけら - 角谷信太郎氏
「リーン開発の現場」がどういう経緯で発刊されたのかというお話を軸に、アジャイルという考え方が日本の中でどう浸透していったのか、そしてそのベースであるXPについて改めて振り返る、というお話でした。
「プラクティスという言葉はあくまで『習慣』なので日本での用法に違和感がある」と仰っていて、確かに僕自身その言葉を「方式」や「手法」のような意味で使っていたなーと再認識しました。
Uncle Bob Martinの「Extreme Programming, a Reflection | 8th Light」というBlog記事について「XPの考え方や手法は現在では別の名前になるなどして使われ続けている」というお話があって、僕はソフトウェア開発に携わっていない為リーンのようなマネージメントやコミュニケーションに近い話のほうがしっくりくるので、今までXPについてはあまり勉強してこなかったんだけど、一度ちゃんと勉強したいと思いました。しかし既に標準的な手法として一般的になっているならextremeでは無くbasicだよなぁ。

まとめ
久しぶりに勉強会らしい勉強会に参加したのですが、すっげー面白かったです。またしばらく札幌でこういうイベントに参加する機会は無くなってしまうけど、次の機会を楽しみにしています!


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