読了:林 譲治[ストリンガーの沈黙][ファントマは哭く]

連作短編集「ウロボロスの波動」に続くAADDシリーズの第2作・第3作。「ストリンガーの沈黙」は未知の知性体ストリンガーとのファーストコンタクトを、「ファントマは哭く」はファーストコンタクト後の人類とストリンガーとの関係性(そして人類の中での関係性)を描いてる。

これから読む人のためにネタバレ無しで言うけど、どちらも複数の登場人物を主体に定めた小節から出来ていて、同じ時間軸をそれぞれの視点から進めていく形式。編みこんだ複線が最後にパっと纏まって加速していくこのストーリーテーリングの方式は僕好きだなぁ。どちらもクライマックスが非常に盛り上がりました。特に「ファントマ」のほうのGLA視点のラストはすげぇ良くて、涙が出そうなくらいでした。林譲治は架空戦記を多く書いてることから、こういう展開が好きなんだろうけど(ガンダムのノベライズも書いてるなそういや)

SF作家としての林譲二は僕好みです。次は「進化の設計者」を読みます。

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