「間接部門」とはなにか?

IT関連に関わらず一般に製造・開発の企業では、「間接部門」という言葉が良く使われます。間接部門という言葉、知っていますか?

「間接部門」という言葉の意味についてWebで検索してみると、「間接部門とは総務、経理、人事、 企画、品質管理など、作業そのものがお金を稼ぐわけではなく、直接売上げをあげない部署」と多くのWebサイトで説明されていますが、僕は違うと思います。「間接部門」とは「間接的に利益を上げる部署」なのです。

実務として製造や開発に関わる部署(所謂「直接部門」)が、製造や開発以外、事務処理や経理や受付や電話窓口にリソースを取られると生産性が下がります。本来は直接部門が払うべきコストを間接部門が担うことで、企業としての全体的な生産性を高め、発展に繋げる、そのための間接部門です。部署のリソースを直接部門に振り分けることで、間接的に利益を上げているのが「間接部門」なのです。

直接部門は間接部門に対し「利益も上げていないくせに」と、間接部門は直接部門に「会社のこと何もしないくせに」と、反目しあう図式は、企業が大きくなればなるほどよく発生しますが、これはお互いに認識が間違っています。それぞれの限られたリソースを効率良く使用し、企業をより発展させるための構造が、「直接部門」と「間接部門」という仕組みなのです。

これから社会に出て製造・開発業に関わる人たちには、ぜひこの事を意識して頂きたいと思います。

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