人工無脳と僕

僕が人工無脳(当時は無能と表記することが多かったですね)を知ったのは1990年代後半~2000年くらいのチャット全盛期でした。テレホーダイの普及に併せてWebチャットや独自サーバを持つチャットアプリが爆発的に増殖し、その中に人工無脳を取り付けしたものが多く出回っていました。有名どころだと「ゆいぼっと」などでしょうか。僕も自分のWebサイトにインストールしたことがあります。

その後久しく興味を失っていたのですが、今年初頭のTwitter道民部新年会で人工無脳の勉強をしている@hadzimmeさんに出会い、いろいろ興味深いお話を聞かせて頂いて興味が再燃、結果@dabesa(初期型)の作成を行いました。

その後東京で人工無脳オフの末席に参加させて頂き、いろいろと興味深い話を聞かせてもらいました。@showyouさんに@ha_maのソースを拝見させてもらい、非常に刺激を受けました。また@negipoさんのお話は大変興味深く、「芸術性の高い人工無脳、一瞬キラリと輝くポストをさせたい」という言葉は僕の胸に深く突き刺さりました。

プログラマとして未熟な僕ですが、何とか面白いものを作りたいと考えた結果、@dabesa@AngraMainyuを作ってみました。
@dabesaは人工無能によるコミュニケーションを試したかったので、Replyを返す機能の他に挨拶の機能をつけました。これは人によってはうっとおしいんだろうと思いますが、僕はちょっと疲れたときに声をかけてくれるような、優しい奴になってくれればなと思っています。
@AngraMainyuはいかに面白い投稿が出来るかだけに重点を置いてるので、Reply機能は一応つけたものの、挨拶などの機能はつけませんでした。また@dabesaと違い多数の人の文章から投稿文を作成しているので、予想を斜め上に裏切るような投稿をしてくれればなと思っています。

僕のような素人が語るのもおこがましいですが、人工無脳はユーモア、芸術的アプローチとして進化してきた側面があります。人工無脳やbotに対し色々な批判があったり、嫌う人が多いのも知っていますが、僕は@dabesaや@AngraMainyuが、誰かの心にちょっとだけ触れることを言えるようになれたらな、と思っています。

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