レビュー:ドリームガールズ

ドリームガールズ

商業的に大きく取り上げられることも多かった本作ですが、宣伝に値するだけの価値がある、まさにTHAT'S ENTERTAINMENTです。これだけ歌えるメンバーが揃った映画というのも珍しい。
前半はスピード感溢れる展開でスターダムの階段を駆け上がり、後半は紆余曲折、そしてハッピーエンドまでの経緯が画かれています。シュープリームスがモデルとなっている通り、60年代~70年代のモータウンやブラックミュージックに興味がある人ならば、より楽しめるでしょう。またシュープリームスと同じく、メインボーカルの露出が多く、そのためにグループ内での確執も多かったディスティニーズ・チャイルドのビヨンセを抜擢したのは、まさに英断。

それにしても、エフィー・ホワイトを演じたジェニファー・ハドソンが素晴らしすぎます。ジェイミー・フォックスやエディ・マーフィなどの歌える濃いメンツを従えて堂々と歌いきる様は圧巻。ビヨンセの歌唱力には疑いを持つ隙はありませんが、それでも完全にビヨンセを食っています。もちろんビヨンセが伸び伸びと歌えるシーンは、ラスト近くの最後のレコーディング風景しか無かったためとも言えますが。大晦日公演前のトラブルのシーンが、この映画の一番の見所だと思います。
ジェニファー・ハドソンはアメリカンアイドル上がりで、ドリームガールズのオーディションを満場一致で勝ち上がり、この役を掴み取りました。ドリームガールズは、映画の中のグループでもあり、このジェニファー・ハドソンでもあるのでしょうね。


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