札幌市のIT人材育成は結果が出てるのか?

[Enterprise Watch]:札幌市など、IT人材育成のため拠点を開設
要点は以下の通り。

さて、その札幌イノベーションセンタ開設予定の、札幌エレクトロニクスセンターですが、札幌テクノパークにあります。以下が写真。右側に写っているのは原始林です。

地下鉄新札幌駅からバスで10分、徒歩30分、平日日中は1時間に1本しかバスがありません。テクノパーク自体は、記事の通り40社2500人くらいはいるのでしょうが、第1と第2という2区画に分かれており、上記の札幌エレクトロニクスセンターがある場所は第1です。第1と第2の間は深い谷があります(笑)

はっきいいって、テクノパークに入居するような企業は、中規模以上です。小規模企業は札幌市内に分散して、ほそぼそやってます。こんな田舎に立派な施設作ったって、利用できるのはほんの一部の大中企業。で、税金かけてまでやることなわけ?というのが今日の主題です。

札幌市は「札幌市高度情報通信人材育成活用事業」など、上流工程が出来る技術者の育成に力を入れていますが、現在報道でも言われている通り、北海道は景気が冷え込んだままのため、どんな仕事でも業務経験が必須、未経験者が実務経験をつける場がありません。そんな中、いくら官が上流工程技術者を育てたところで、下流工程技術者がいなければ、プロジェクトなんて出来ません。
今北海道で必要なのは、基礎がしっかり固まっている「上級」下流工程技術者の育成なのでは無いか、と思います。

これで大通や札幌駅前に作る、というのなら、活用のしようもあるのですが...テクノパークは遠いです。

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