スキップしてメイン コンテンツに移動

ITサービスマネージメントファウンデーション試験 受験記

現在の業務がITILに準拠していることを謳っているため、ITサービスマネージメントファウンデーション試験(ITIL準拠)を受験してきました。3月初頭に教本を購入し、独学で学習。使用した教本は以下の2冊。

ITIL教科書
ITサービスマネジメント ITILファンデーション

「ITIL教科書」は入門としては分かりやすく、平易な内容。絵も多く読みやすい良本だと思います。巻末に100問の練習問題が付属しています。ただし、問題としては簡単で、試験対策としては弱いと思います。
「ITサービスマネジメント ITILファンデーション」はitSMF公式の教本。内容は非常に充実しています。いきなりこの本で勉強すると難しいかも知れませんが、まずITIL教科書で概要を把握し、この本で知識を深めると、理解度が高くなると思います。巻末に30問の練習問題があり、こちらは試験問題にほぼ沿った内容。

通勤時間、休憩時間、休みの日などに、教本を3,4回読み直しました。また、試験日当日は8:00に起床、3時間ほど練習問題を解いたり、教本を読み返したりしました。試験会場は御茶ノ水のプロメトリック試験センター。16:00からの試験だったため、15:00に現地到着。近所のスターバックスで教本を読み返し、15:30に試験会場に入りました。

プロメトリックでの試験は初めてだったのですが、
・15:30、受付で本人確認書提出。受付時間まで待機。
・15:40から試験受付開始。本人確認書類2点(運転免許書、クレジットカード)を提出し、署名。
・プロメトリックで初めての受験だったため、プロメトリックIDカードをもらう。
・ロッカーに荷物を全て入れる。携帯電話や筆記用具等は全て持ち込み不可。写真付本人確認書類のみ持ち込み可。
・15:50に受験セットを受け取り、入室。
・指定されたパーティションで区切られた座席に座り、自分のタイミングで試験スタート。
という流れでした。なお、デジタル腕時計は持ち込み禁止だったらしく、退室時に試験官に注意され、次回から気をつけるよう言われてしまいました。

試験自体は40問の問題を悩みつつ回答、全問見直しして終了ボタン押下。1時間の試験時間で25分程度でした。
試験結果は以下のとおり。

-------
受 験 日 : 2007/04/06
合  否 : 合格
試験番号 : EX0-100J
受験言語 : 日本語
取 得 点 : 90%
合 格 点 : 65%
問 題 数 : 40問
試験時間 : 60分
勉強期間 : 一ヶ月
勉強形態 : 独学(書籍)
勉強前のレベル : 他の IT 資格取得済み
何度目の挑戦か : 1回目

【 セクション毎の正解率 】
一般・・・・・・・・・・・・・・・・・100
サービスデスク・・・・・・・・・・・・100
インシデント管理・・・・・・・・・・・ 75
問題管理・・・・・・・・・・・・・・・100
変更管理・・・・・・・・・・・・・・・ 80
構成管理・・・・・・・・・・・・・・・ 80
リリース管理・・・・・・・・・・・・・100
サービスレベル管理・・・・・・・・・・100
可用性管理・・・・・・・・・・・・・・100
キャパシティ管理・・・・・・・・・・・100
ITサービス継続性管理・・・・・・・・・100
ITサービス財務管理・・・・・・・・・・ 0
他の主題・・・・・・・・・・・・・・・100
関係・・・・・・・・・・・・・・・・・100
-------

ITサービス財務管理が0%というのはショックでしたが、全体正答率90%は大体予想通りでした。
試験問題は結構難しく、丸暗記が通用しない、ちゃんと理解していないと答えられない問題が多かったです。
やはりITIL教科書だけでの学習だと少し厳しいかも知れません。itSMF公式本はオススメです。

僕は業務上関係があるため、理解がしやすかったというのもあるのですが、ITサービスマネージメントという概念自体はなかなか興味深いものだと思いました。インフラ系SEであれば、運用監視業務に携わっていなくても、勉強すると面白いと思います。

さ、今夜は祝杯だ!

このブログの人気の投稿

初めての給与交渉で意識するべき6つのポイント

本記事は、社会人となって1〜3年目くらいの方が、給与アップのためにどのように考え、どのようにアクションするべきなのかを、僕の経験を踏まえてまとめたものです。 背景として、僕が初めて働いたIT企業は、年棒制で給与交渉は各自が行うものであり、年次で成果レポートと希望する年収額を会社に提示し、それが査定されて翌年の年俸が確定する、という制度でした。なので僕自身は若い頃からずっと給与交渉をし続けています。 大前提:給与とは与えられるものではなく勝ち取るものである 給与は勝手に上がるものではありません。自分の努力や成果を誰か(=会社や上長)が適切に判断し公平に給与を払ってくれる、なんてことはありません。何故なら多くの仕事は定量的なだけでは評価できず、そこに定性的な判断を必要とするからです。そして人間に公平で完璧な意思決定を求めるのはそもそも無理です。人間は感情的で、多くのバイアスを持ち、その時々のコンディションで常に意思決定が歪みます。だからこそ、定性的な評価に関する成果は、被評価者自身が自らアピールしないと評価者に正しく伝わりません(ただしアピールしたところで正しく伝わらないこともあります) もちろん定量的なだけで評価できる仕事は世の中にはあるし、その場合は給与はその成果に比例して決まり、人間の判断は必要としません。でもそうではない、定性的な評価が含まれる仕事をしているのであれば、自ら自分が何をし、どのような成果を出したのかを、きちんと会社に伝え、その分の給与を要求する、というアクションが必要になります。 大前提:給与は会社が儲かっていないと上がらない これもまぁ当たり前ですよね。会社は利益が出てるから社員に投資できる=社員の給与を上げられるわけで、利益が出てなかったらその個人がどんなに頑張ったところで給与は上がりません。何故なら給与を上げるための原資が無いからです。 だから、利益が無い会社に所属しているのであれば、給与交渉はそもそも無駄です。だって交渉しても上がるわけないし。その場合は、給与アップが必須なのであれば転職を検討するしかないし、給与アップしなくてもメリットがあるのであればその会社に在籍し続ける、という選択が必要になります。 目標と現状のギャップを把握する 具体的な希望も無く「給与上げてください」と言うのは給与交渉ではありません。これだと会社もどのくらい上げてほ

40代の減量戦略 〜体重-14kg、体脂肪率-12%を実現した具体的な方法〜

コロナ禍はもちろん辛い時期ではあったけど、生活習慣が良い方へ大きく変わた時期でもあった。具体的には食生活がほぼ自炊になり、酒量が減り、ジム通いを再開し、マラソン大会にも定期的に参加した。そんな中で一念発起し、きちんと減量に取り組んで、体重75kg→61kg(-14kg)、体脂肪率25%→13%(-12%)を実現した。 具体的な体重遷移は以下。2020年12月がMAXの75kg、その後減量とリバウンドを繰り返しつつ70kg前後を推移、2022年後半で一気に落とし、2023年1月30日時点で61kgとなった。 そこで、その具体的な方法をお伝えしたい。減量とは3つの要素の組み合わせだ。 食事 運動 休養 この順番はそのまま優先順位でもある。それぞれについて以下に説明する。 0.プロにアドバイスをもらう 3つの要素と言ったがあれは嘘だ。すまない。もっと重要なことがある。それはプロにアドバイスをもらうことだ。 WHO NOT HOWという本がある。 WHO NOT HOW 「どうやるか」ではなく「誰とやるか」  posted with AmaQuick at 2023.01.21 ディスカヴァー・トゥエンティワン (2022-05-27T00:00:01Z) ダン・サリヴァン(著), ベンジャミン・ハーディ(著), 森由 美子(翻訳) Amazon.co.jpで詳細を見る 要約すると、起業家や経営者がやるべきことはビジネスを成功させることだけれど、人は皆スーパーマンではなく、得意なことと不得意なことがあるんだから、得意なことは得意な人に一任することが大事なんだよ、という内容の本。 これは減量についても同じ。本を読んだりYoutubeで動画を見て、実際に減量出来たのであればそれはそれで構わないし、そういう人はこのブログ投稿を読まないだろう。 自分で学んで、自分でチャレンジして、それでも減量出来ないのであれば、素直に投資してプロのアドバイスをもらったほうが効率が良い。具体的にはパーソナルトレーナーだ。パーソナルトレーナーは運動生理学やスポーツ栄養学などについて学び実践してきた人

45歳になりました

この1年は激動の年でした。 振り返りと抱負です。 個人 相変わらず筋トレを続けています。 バルクアップと減量を繰り返すことで体型がだいぶ変わってきました。 一度絞り切る経験をしてみたいので、夏に向けて減量頑張ってます。 マラソンについては去年よりペースダウンしようと思っています。 今年は1月勝田全国マラソン、2月の北九州マラソンと走って、次は8月の北海道マラソンまでは軽いものにしか出ない予定。 今年もスキーには行けませんでした。 来年は復活したい。 家族 結婚して家を出た長女と長女の夫とは仲良くしています。 月1回くらいは一緒にご飯食べたり飲みに行ったりしています。 RSR23は僕の弟も入れて4人で参戦。とても楽しかったので今年も4人で参戦予定。 一人暮らししていた長男がまた実家住まいに。 相変わらずチャラチャラしてるけどとりあえず自分の食い扶持くらいは稼いでるのでまぁ良いとしよう。 次男は今年高校3年生に。 このまま卒業まで頑張ってほしい。 犬と猫3匹とウサギ1匹は今日も元気です。 飼育放棄されていた犬を一時的に預かり中。 短期的な預かりで、次の飼い主が1−2ヶ月後には迎えに来る予定。 犬が2匹いる生活はなかなか大変でバタバタしています。 妻とは今まで通り仲良しです。 長女が結婚したことで「子どもたちが全員自立した後の夫婦」が目前に近づいてきたせいか、なんなら過去イチで仲良しです。 いつもありがとう妻様。愛してるよ。 仕事 コロナ禍が収束モードとなるのと同時に出張が激増しました。 毎週東京に出張することになって、コロナ以前と同じように東京に拠点となる部屋を作り、年間2/3は自宅を不在にする状況に。 家庭も大事なので、週半分くらいは自宅にいられるようにしたいところ。 仕事人生のゴールを見据え始めました。 45歳なので、60歳が定年だと残り15年。定年後再雇用があっても20年。残りの仕事人生をどう過ごし、どう終わらせるべきなのか。人生の転機に差し掛かってるのかなと感じています。 子育ての終わりが見え始めたこともあり、自分自身の人生を改めて考える必要が出てきたのだと思います。 諸先輩方の考えや経験をたくさん聞いて悩んでいこうと思っていますので、皆さん、ぜひ僕とお話させてください。 誕生日プレゼント こちらで絶賛受付中 です。 過去のお誕生日 2008年: smokeym