春画展に行ってきた

僕が浮世絵に興味があるのは既報の通り(というか浮世絵展に行くたびにブログ書いてる)ですが、今回はたまたま出張時に開催されていた春画展に行ってきました。開催が告知されてからすごく興味があったものの、東京開催ということで行く機会は無いかなーと思っていたのですが、タイミングがあってラッキー。

smokey monkeyさん(@smokeymonkey)が投稿した写真 -

オープンの朝9時半ちょっと前に到着すると既に行列ができてました。さすがに開催されたばかりだからなぁ。展示自体は、小部屋を3つ使っているだけなのでそれほど大きく無いんだけど、日本初公開のものが多くて見応えはたっぷり。古くは室町鎌倉時代から性をテーマにした絵が描かれていて、それが江戸自体に一気に増え、普及と同時に豆本化する流れがわかる構成で、わかりやすかったと思います。あ、建物自体も魅力的でしたよ、永青文庫。


茅野派や菱川派、鳥居清長や歌麿・北斎などのメジャーな絵師が描く春画は、浮世絵や日本絵の既存のイメージを大きく変えるものだと思うし、やっぱり国貞・国芳を中心とした歌川派は春画においてもさすが。押印模様など緻密さが際立っていたなぁ。

あと、これは個人的に興味深かったんだけど、現在知られる性的なテクニックというのはここ数百年大きく変わっていなくて、何百年も同じやり方しているんだなーというのが率直な感想。もちろん肉体構造が変わってない(手や足が増えたわけでもないし)ので、ある程度のパターンができるのは仕方がないんだと思うんだけど、手法や姿勢など、現在の肉体では性的な技法に限界があるんだなぁと。この先は肉体改造か進化しかないんだろうな。ま、余談です。


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