[読了]:初音ミクはなぜ世界を変えたのか?
初音ミクをオタクカルチャーでは無く音楽カルチャーの視点で捉えた本。初音ミクをヤマハDX7やギブソンES-175のような、そのムーブメントの起点となる楽器と捉え、初音ミクを得ることで同人音楽コミュニティがどう変わっていったのか?が語られてる。
確かにITの世界で言えばLinux/FreeBSDやRuby、あるいはAWSのように、新しいおもちゃが手に入ったことでそれを使って活発に遊ぶ人たちが増え、知見が共有され、さらに進化するという、オープンソースコミュニティに似た進み方をしているんだなぁと感じた。テクノやヒップホップの創世記と並べて語られているのもなかなかしっくりくる。確かにGrandmaster FlashやAfrika Bambaataa、Kool Hercの若いころのストーリーを読むと、音楽が遊びの延長として使われて、そこから商業的に発展した経緯があるし、その流れと今は似ているのかも。
今までほんの一部の運と才能(と容姿)を備えた人だけの特権だった音楽が、ボーカロイドという道具によって万人がクリエイター/アーティストであるという世界を作り上げたのは、とても面白い「世界の変革」だと思う。これからもこういう道具が増えることで、音楽が身近になっていくのであれば、それは素晴らしいことだなぁ。
確かにITの世界で言えばLinux/FreeBSDやRuby、あるいはAWSのように、新しいおもちゃが手に入ったことでそれを使って活発に遊ぶ人たちが増え、知見が共有され、さらに進化するという、オープンソースコミュニティに似た進み方をしているんだなぁと感じた。テクノやヒップホップの創世記と並べて語られているのもなかなかしっくりくる。確かにGrandmaster FlashやAfrika Bambaataa、Kool Hercの若いころのストーリーを読むと、音楽が遊びの延長として使われて、そこから商業的に発展した経緯があるし、その流れと今は似ているのかも。
今までほんの一部の運と才能(と容姿)を備えた人だけの特権だった音楽が、ボーカロイドという道具によって万人がクリエイター/アーティストであるという世界を作り上げたのは、とても面白い「世界の変革」だと思う。これからもこういう道具が増えることで、音楽が身近になっていくのであれば、それは素晴らしいことだなぁ。
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