サイバーセキュリティ月間のコラムを書いた
書きました。
NISCさんからご依頼頂いた時は、セキュリティ専門のエンジニアでは無い僕が何を書けるかなーと思ったんだけど、「逆にセキュリティ専門じゃない意見が聞きたい」とのことだったので、親という立場で書かせて頂きました。
NISCさんからご依頼頂いた時は、セキュリティ専門のエンジニアでは無い僕が何を書けるかなーと思ったんだけど、「逆にセキュリティ専門じゃない意見が聞きたい」とのことだったので、親という立場で書かせて頂きました。
ここで言いたいのは「親は子供に対して何事もちゃんと理解した上で説明しましょう」ということだけ。これは情報セキュリティに関してだけでは無く、親の基本姿勢だと思ってます。「○○らしいから○○しなさい」というのは説明責任の放棄です。「○○だから○○しなさい」と言うべきなんです。
例えば、「未成年の喫煙は体に悪いらしいから止めなさい」と言われて、自分が子供だとしたら納得できますか?僕はできません。
- 喫煙によって体内の酸素の循環が悪くなり成長が阻害される
- 肺に一酸化炭素が溜まることで心肺機能が低下し運動してもすぐに疲れるようになる
- ニコチンには依存性があり習慣化し、ずっと煙草を買い続けなくてはならなくなる
- ガンのリスクが高まる
「から、止めなさい」と言われれば、納得しやすいでしょう。止めろと言われる理由が明白だからです。
ネガティブなことだけではありません。子供にサッカーをやってほしい時に、「サッカー面白いらしいよ、だからやったら?」と言ったって、子供には何が面白いのか伝わりませんよね。サッカーの面白さを自分で調べて、それを伝えて、場合によっては自分でやってみて、初めて子供にその面白さを伝えられるのでは無いでしょうか。
親だからと言って、子供に適当に会話をすることは失礼です。親が学習というコストをしっかり払い、努力をして、子供と会話することが重要なんだ。僕はそう考えています。
親だからと言って、子供に適当に会話をすることは失礼です。親が学習というコストをしっかり払い、努力をして、子供と会話することが重要なんだ。僕はそう考えています。
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