海外に行って一番大きかった経験はマイノリティを強く意識したこと

出張としてAWS re:Invent 2014に行っていた。その間の日記は本ブログに書いたので、カンファレンス自体の感想はそちらを参照。

これは僕にとって初めての海外遠征だったのだけれど、何よりも強く思ったのはマイノリティであることの辛さだった。

僕は正直なところ英語力が非常に低く、学生時代から赤点ばかりだった。今年一年iKnowで独学を続けていたけれど、結局会話力はあまり上がることが無かった。そして今回アメリカに行って、言葉が通じない、言語圏においてマイノリティであるということが、本当に辛かった。会話ができないから意思疎通ができないし、意思疎通ができないから周りの人が何を考えているのかわからなくて不安だった。気を使って優しく話しかけてくれる人もいるんだけど、その優しさに答えることができない。僕からも誰かに優しくすることができない。帰りの飛行機で乳幼児を抱えた女性に対してちょっと手助けをしたんだけれど、それもほぼ単語だけでコミュニケーションをとるしか無かった。

逆に考えてみると、僕がマイノリティじゃない世界=日本では、日本語が話せない人=日本語圏におけるマイノリティは、とても不安なんだろうと思う。そして僕の今の力では、そんな人たちの不安を取り除いたり、助けてあげることができない。英語ができないということは、単にコミュニケーションの問題だけでなく、誰か助けを求める人がいても助けられないことがある、ということだ。

僕の人生はもう半分くらい終わっちゃってるんだけど、これからはもっともっと英語を勉強して、いつか日本で困っている日本語が話せない人を助けることが出来たら良いな、と思う。


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鈴木 陽一

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