「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」読了、そして反省した

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池上 正

小学館
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(本書まえがきより抜粋)
 少年サッカーの指導を見直すべきです。日本の少年サッカーは変わらなくてはならないと私は強く思います。
私はJリーグ中、最年長の少年サッカーコーチだと自負しています。28年もの間、小学生を指導してきました。大会にも行きますが、そこで見かけるコーチの姿は明らかにスペインで見たものとは違います。常に選手を煽り「シュート!」「寄せろ!」と指示命令が飛び交います。自分で考える時間も、機会も、与えません。なので、ピンチになると子どもは全員ベンチを見るのです。親たちも、わが子に期待するあまり顔をゆがませて怒っています。
 30年近い指導経験の中で、このような大人につぶされていく選手、才能を伸ばしてもらえない子どもたちをたくさん見てきました。日本の少年サッカーを変えていくには、まず大人が変わらなければならないと痛切に感じています。
 育て方さえ間違わなければ、日本の子どもたちはもっと伸びます。今、子どもたちに足らないもの、大人たちが改めるべきものは何でしょうか。

転職してからオフの時間を有効活用出来るようになったので、最近サッカー少年団の指導のお手伝いをしているんだけど、コーチと子供たち、あるいはコーチと親、あるいは親と子供たちの間でたまにトラブルの種を感じることがあった。例えばコーチと合わない子供がいたり、親が厳しく怒り過ぎて泣いてしまう子供がいたり...
僕自身少年団からのサッカー経験者なのでテクニカルなことはある程度教えられるのだけれど、親としてはまだまだ14年くらいしかやってない未熟者だし、特に他人の子供に対してどう接するべきか?というところに不安を持っていた。

そこでその辺をうまいこと教えてくれる本は無いかなぁとAmazonで探していたところこの本を見つけて、その評価の高さから購入。結果から言うと、とても良い本だった。

怒らないで育てる、褒めて育てるというのはドラッカー本とも共通の考え方だと思うんだけど、特に読了後に反省をしたのは「自立性を高めるための努力をしているか、口出し過ぎていないか」という点。子供たちに考えさせる、行動させる、やれと言わずにやらないと自分が困るということを分からせる、など、教育関係の人にとっては当たり前なのかも知れないけれど僕はまだまだ出来ていなかったんだなぁと思った。

例えば僕が指導しているサッカー少年団だと、コーチや親が子供たちに口を出すことがとても多い。よく考えてみると小学校高学年に対して言い過ぎているなぁと思った事が、

  • 準備
  • 片付け
  • 試合前のトイレの声掛け
とか、よく考えたら幼稚園児でもないのになんでいちいち言ってるんだろうと...
「やらないと困る」ということを自分たちで認識して、自発的に出来るようにするべきだったのに、大人が子供の思考を制限してしまっていたんだなぁと、強く反省した次第です。

これから更に本格的に関わっていくことになりそうなのですが、「自立性」を強く意識しながら指導していきたいなぁと思います。

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