最近息子が通っているサッカー少年団でコーチとして練習のお手伝いをしたり審判の資格を取ったこともあって試合でもお手伝いする機会が多いので、現在の少年サッカーで主流である8人制サッカーについてちゃんと勉強してみようと思い、本を買った。
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僕がサッカー少年団で現役だった頃(もう25年も前だ)は少年サッカーも11人制だったんだけど、息子がサッカー少年団に入った頃には既に8人制が主流になっていた。これはすっかり少子化のせいだと思い込んでいたんだけど、この本を読んで認識を改めた。サッカープレイヤー育成の観点から、ゲームに参加する機会を多くすること、ゲームの中でボールに触れる機会を多くすること、早い展開の中で個々の技術を高めること、等から導入されたものだったんだね。
本書では8人制サッカーが導入された経緯からその意義、8人制特有のルールや練習方法に至るまで幅広く網羅されていて、非常に為になった。そしてその意義が現在の各サッカー少年団に浸透しているかって言うと、うーん、微妙だなというのが本音。プレイヤー育成に対する高い意識と理想は非常に共感するんだけど、実際にはそれぞれのサッカー少年団が勝つことに躍起になっていて、怒鳴り散らす指導者、文句を言う保護者、増長し審判に平気で意義を唱えるような少年プレイヤーが蔓延しているのが実情じゃないだろうか。
そういった意味で、指導者にも、保護者にも、少年プレイヤーにも、現在の少年サッカーに関わる全ての人が読んで、その意義、素晴らしいサッカープレイヤーを育成するための意識というものを共有しなくてはならないのではないかなぁと思う。
さて、僕も息子やその仲間たちに、良い形で伝えてあげられると良いな。