Amazon EBSをコマンドで操作する
第2回読書会 - Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイドは業務上の都合で参加出来ませんでした。無念。次回第3回読書会は11/25(月)開催なので、なんとしても参加したいと思います!
で、第2回では第2章を読んだということで、僕は独習しないといけません。そこで今日は今日はAmazon Elastic Compute Cloud ユーザーガイドの「Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)」章を読みました。
EBSの特徴
Amazon EC2 Command Line Interface Toolsを使うための準備
ACCESS KEYとSECRET ACCESS KEYはIAM Role for EC2で代用。regionの設定だけが必要です。まず利用可能なregionとそのEndpointの一覧を取得します。
EBSボリュームの作成
まず使用可能なAZを確認します。ec2-describe-availability-zonesコマンドを使います。
で、第2回では第2章を読んだということで、僕は独習しないといけません。そこで今日は今日はAmazon Elastic Compute Cloud ユーザーガイドの「Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)」章を読みました。
EBSの特徴
- インスタンスとは独立しているのでインスタンスを削除してもデータを残せる。
- AZの中に配置され、同じAZのインスタンスからアタッチできる。
- AZの中で自動的にレプリケートされるため、ハードウェアの単一障害では損失しない。
- スナップショットをS3に書き込む機能がある。
ACCESS KEYとSECRET ACCESS KEYはIAM Role for EC2で代用。regionの設定だけが必要です。まず利用可能なregionとそのEndpointの一覧を取得します。
$ ec2-describe-regionsEndpointが分かったら、以下のように環境変数を設定します。
REGION eu-west-1 ec2.eu-west-1.amazonaws.com
REGION sa-east-1 ec2.sa-east-1.amazonaws.com
REGION us-east-1 ec2.us-east-1.amazonaws.com
REGION ap-northeast-1 ec2.ap-northeast-1.amazonaws.com
REGION us-west-2 ec2.us-west-2.amazonaws.com
REGION us-west-1 ec2.us-west-1.amazonaws.com
REGION ap-southeast-1 ec2.ap-southeast-1.amazonaws.com
REGION ap-southeast-2 ec2.ap-southeast-2.amazonaws.com
$ export EC2_URL=https://ec2.us-west-2.amazonaws.comなお、この設定をしておかないとus-east-1を見に行ってしまいます(ちょっとハマりました)
EBSボリュームの作成
まず使用可能なAZを確認します。ec2-describe-availability-zonesコマンドを使います。
$ ec2-describe-availability-zones
AVAILABILITYZONE us-west-2a available us-west-2
AVAILABILITYZONE us-west-2b available us-west-2
AVAILABILITYZONE us-west-2c available us-west-2
EBSボリュームの作成はec2-create-volumeを使います。--availability-zoneオプションでAZを指定します。--sizeオプションはGiBs(ギビバイト)指定です。
$ ec2-create-volume --size 1 --availability-zone us-west-2c
VOLUME vol-2ec5a878 1 us-west-2c creating 2013-11-21T05:58:47+0000 standard
ec2-describe-volumesコマンドでEBSボリュームがちゃんと作成されているかを確認します。
$ ec2-describe-volumes
VOLUME vol-86cba6d0 8 snap-68c27457 us-west-2c in-use 2013-11-21T05:46:24+0000 standard
ATTACHMENT vol-86cba6d0 i-8e5f39ba /dev/sda1 attached 2013-11-21T05:46:24+0000 true
VOLUME vol-2ec5a878 1 us-west-2c available 2013-11-21T05:58:47+0000 standard
EBSボリュームのアタッチ
EC2インスタンスにEBSボリュームをアタッチします。/dev/sda1はrootボリューム用に予約されています。詳細は「インスタンスへのボリュームのアタッチ」を参照。Unix/Linuxで推奨されているのは以下のパターンです。
- /dev/sd[f-p]
- /dev/sd[f-p][1-6]
今回は/dev/sdf1を使用しました。ec2-attach-volumeを使ってアタッチします。
$ ec2-attach-volume vol-2ec5a878 -i i-8e5f39ba -d /dev/sdf1
ATTACHMENT vol-2ec5a878 i-8e5f39ba /dev/sdf1 attaching 2013-11-21T05:59:16+0000
次にEC2でマウントし使用可能な状態にします。このとき、上記で作成した/dev/sdf1というデバイス名はそのまま使われません。AWSの公式ドキュメントに以下の記載があります。
一部の Linux ディストリビューションでは、Amazon EBS ボリュームの名前が、ボリュームのアタッチ時に指定した名前が使われずに変更されることがあります。例えば、/dev/sdf から /dev/sdp が /dev/xvdf から /dev/xvdp になります。
(※これってXen特有の話?誰か詳しい人教えて下さい)
そこでroot用デバイスがマウントされているデバイス名を確認します。
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1 7.9G 988M 6.9G 13% /
tmpfs 298M 0 298M 0% /dev/shm
root用デバイスが/dev/xvda1というデバイス名で認識されています。/devの下を確認すると以下のような状態になってました。
$ ls -alF /dev | grep f1
lrwxrwxrwx 1 root root 5 Nov 21 06:23 sdf1 -> xvdf1
brw-rw---- 1 root disk 202, 81 Nov 21 06:23 xvdf1
なので/dev/xvdf1に対してmkfsします。
$ sudo mkfs -t ext3 /dev/xvdf1
mke2fs 1.42.3 (14-May-2012)
Filesystem label=
OS type: Linux
Block size=4096 (log=2)
Fragment size=4096 (log=2)
Stride=0 blocks, Stripe width=0 blocks
65536 inodes, 262144 blocks
13107 blocks (5.00%) reserved for the super user
First data block=0
Maximum filesystem blocks=268435456
8 block groups
32768 blocks per group, 32768 fragments per group
8192 inodes per group
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (8192 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
それではマウント用のディレクトリを作り、マウントします。
$ sudo mkdir /data
$ sudo mount /dev/xvdf1 /data
マウントされていることを確認します。
$ df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/xvda1 7.9G 988M 6.9G 13% /
tmpfs 298M 0 298M 0% /dev/shm
/dev/xvdf1 1008M 34M 924M 4% /data
EBSボリュームのデタッチ
アンマウントしたのち、ec2-detach-volumeコマンドを使ってデタッチします。
$ sudo umount -d /dev/xvdf1
$ ec2-detach-volume vol-2ec5a878
ATTACHMENT vol-2ec5a878 i-8e5f39ba /dev/sdf1 detaching 2013-11-21T05:59:16+0000
EBSボリュームのスナップショット作成
最初に書いたとおり、EBSの特徴としてスナップショット作成機能があります。ec2-create-snapshotコマンドを使ってスナップショットの作成が出来ます。
$ ec2-create-snapshot vol-2ec5a878
SNAPSHOT snap-307c5d0f vol-2ec5a878 pending 2013-11-21T06:08:16+0000 865720186868
スナップショットの作成はec2-delete-snapshotコマンドを使います。
$ ec2-delete-snapshot snap-307c5d0f
SNAPSHOT snap-307c5d0f
EBSボリュームの削除
不要になったEBSボリュームはec2-delete-volumeコマンドで削除できます。
$ ec2-delete-volume vol-2ec5a878
VOLUME vol-2ec5a878
削除されていることを確認します。
$ ec2-describe-volumes
VOLUME vol-86cba6d0 8 snap-68c27457 us-west-2c in-use 2013-11-21T05:46:24+0000 standard
ATTACHMENT vol-86cba6d0 i-8e5f39ba /dev/sda1 attached 2013-11-21T05:46:24+0000 true
まとめ
複数ノードからマウント可能なボリュームを簡単に作れちゃう、しかもバックアップも出来ちゃう、こういうのが出来るのはクラウドサービスの強みだなぁと思いました。あとホントコマンドだけで何でも出来ちゃうな、AWS。
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