AWS::ELBについてのメモ

先日、とある識者の方とお話しているときに、マルチAZ構成に組み込まれたELBが、複数のグローバルIPアドレスを所持していることを知りました。

以下、digの結果。

myelb-15XXXXXXXX.us-west-2.elb.amazonaws.com. 60 IN SOA ns-944.amazon.com. root.amazon.com. 1381560172 3600 900 7776000 60
myelb-15XXXXXXXX.us-west-2.elb.amazonaws.com. 600 IN NS ns-944.amazon.com.
myelb-15XXXXXXXX.us-west-2.elb.amazonaws.com. 60 IN A 50.112.133.1XX
myelb-15XXXXXXXX.us-west-2.elb.amazonaws.com. 60 IN A 54.200.96.1XX


ELB & CloudWatch & AutoScaling - AWSマイスターシリーズにも書いてありました。

・マルチAZを用いていると、2つ以上のIPアドレスを持つ(最大8個まで)

つまりELB自体はAZ上にあるイメージで、AZが丸ごと落ちたときのために、それぞれのAZの範囲内のグローバルIPアドレスを持っている、ということなんですね。なおELBは「トラフィックに併せて自動的にキャパシティを増減」し、同時に数も増減するため、このIPアドレス数は=構成するAZの数では無く、最低IPアドレス数が構成するAZの数になるようです。

このAレコードの返却についてはAWSのDNSサーバが自動的にラウンドロビンしてくれているとのこと。この辺がELBのFQDNのTTLとminimumが60秒になっている理由のようです。今時のブロードバンド(死語か...)だと大した負荷じゃないのでしょうが、「TTLを60秒にして良いのはサーバ移設かISP移設のときだけ」のような教育をされてきた僕みたいなおっさんはちょっとドキドキします。

という、メモ。



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