読了:小川一水:[不全世界の創造手]

物作りを愛する少年・祐機の夢は、自分で自分を複製するフォン・ノイマン・マシンの実現。地方都市で才能をもてあます彼の前に天才投資家の娘・ジスレーヌが現れた。「あなたの力と未来に投資させて」。―二人は強力なマシンと資金を武器にして、世界生産を支配する国際組織「GAWP」に立ち向かう。創造性に満ちた、真に豊かな地球は誰が造るのか?リアルSFの旗手が書き下ろす、近未来青春物語。
技術者の少年が友人と「成長性を読める」女の子と一緒に、様々な横槍に晒されながらも、夢と信念を突き通そうとする物語。冒険譚であり、成長記であり、青春小説である。まぁわりと展開がご都合主義的というか、そもそも少年少女向けなんだろうなコレ。普通に面白かったけど、10代くらいのほうが楽しく読めるだろう。もう少し振り仮名が多ければ長女でも楽しく読めるんじゃないかな。


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