読了:高野史緒:[ラー]

エジプト!エジプト燃えますよね。妻と「老後の楽しみにエジプト旅行を取っておこう」と話し合っているくらい、夫婦揃ってエジプト好きです。ハムナプトラも映画館に観に行ったし、北海道近代美術館でエジプト関連の展示があるときはいっつも行ってます。

ピラミッドの謎に魅せられ、その生涯を“タイムマシン”の開発に費やした現代人ジェディは、紀元前2624年への時間跳躍に成功する。だが、クフ王の治世下にあるエジプトで彼が目にしたのは、建造途上にあるはずのピラミッドが発掘されている現場だった。なぜかジェディを崇拝する監督官のメトフェルもまた、その秘密については固く口を閉ざす。ピラミッドとは何か?その目的とは?―帰還期限が迫るなか煩悶するジェディは、ついにクフ王その人への謁見の機会を得るが…古代エジプト哲学とSF的奇想を融合させた、『アイオーン』の著者による新境地。
さて、高野史緒の小説はSFと言うよりはファンタジーといった感じで、叙情詩的な美しい表現が魅力です。本作もエジプトを舞台に古きエジプトの美しい風景、人々の生活が描かれています。主人公ジェディとメトフェルの関係性も面白かった。特にクライマックスのセド祭のシーンはすごく盛り上がりますね。楽しんで読むことが出来ました。エジプト、行きたいなー。


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