読了:SFいろいろ

読書の感想が溜まってたのでまとめて。


主人公の恋愛の後日談。第4巻のクライマックスとエピローグの補完にあたるもので、甘々なラブストーリーなんだけど、なかなか笑いを堪えるのが難しいストーリー運びで、楽しめました。


こっちは主人公以外、主に手塚と柴崎の後日談。ストーカー描写については、良く勉強した成果なんでしょうけど、非常に生生しくて良かったです。良かったって言うのも変なんだけど。


電撃文庫版を読んだんだけど、正直イラストが無ければもっと楽しめたなぁと思いました。ターゲットの違いなんでしょうけどね。SFとしてのロジックはそれほど面白く無いというか、きっちりしてないんだけど、人間の描写で成功した小説だと思います。


こっちは人間描写が薄くなった分ロジックで楽しめました。個人的には塩の街よりも面白かったです。


第1章・第2章は精神の幻想状態というか、不条理描写が強く、第3章は急展開してサイバーパンク調に。SFというか、この描写を楽しむ小説ですね。僕としてはまぁまぁってところ。


こっちも不条理系。でも「民衆感覚」なんてものをベースに国家(のようなもの)が築き上げられそして崩壊していく過程はのめりこんで読むことが出来て面白かった。


皮膚感覚をベースにしたサイバーパンクというか、かなりグニョっと歪んだ話。僕はこういうの好きなので楽しかったです。すごく大きな風呂敷を最後まで広げっぱなしで、良かったなぁ。

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