僕の読書歴

小学校1-3年
この頃は自宅の絵本以外は、学校の図書室で借りた本を読むことが多く、一般的な児童文学ばかり読んでいました。特に好きだったのは「マガーク少年探偵団」シリーズで、親にねだって自宅でも買ってもらいました。この頃の読書の傾向って、大体誰もが同じような感じじゃないのかなぁと思います。

小学校4年
当時クラスの中でも読書好きとして目立つほうであった僕に、当時の担任の先生がお勧めしてくれたのが灰谷健次郎の本でした。それまでは「作品」を意識して読書していたのですが、初めて「作者」を意識したのがこの時です。学校の図書室にあった灰谷さんの著作を全部読み漁りました。僕の主義志向はこれで大体方向付けられたような気がします。
それ以外には、偉人・伝記物をよく読んでいましたね。最近4年生の長女に聞いてみたのですが、やっぱり図書室にある偉人・伝記物はよく読んでいるそうです。

小学校5年
母親が紹介してくれてズッポリハマったのが、佐藤さとるの「だれも知らない小さな国」シリーズでした。これはもう本当に面白かったですねー。新刊が出るのをいっつも楽しみにしていました。買い与えてくれた母親に感謝。
他には一般的に有名な日本文学をよく読んでいて、森鴎外芥川龍之介小林多喜二夏目漱石三島由紀夫あたり。小学校5年生がこういった純文学をどの程度理解していたかというと、やっぱり怪しくて、大人になってから読み返して新しい発見をしたりしました。それでもこの時期に一度目を通しておいたのは良かったな、と後になって思います。
あ、それと星新一にハマったのもこの頃でした。

小学校6年
なぜかサスペンスブームが来て、赤川次郎アガサ・クリスティコナン・ドイル江戸川乱歩を読み耽っていました。元々母親がサスペンス小説好きだったので、その影響だろうと思います。最近ではさっぱり読まなくなったのですが、赤川次郎はともかく、その他の作家は子供向けに構成されたものがあったので、読みやすかったです。アガサ・クリスティのシリーズはよく買ってもらってたなぁ。

中学校
一般的な中学生らしく、友達とライトノベルブームがありました。角川スニーカー文庫・富士見ファンタジア文庫・電撃文庫が三大ラノベメジャーだった時代ですね。小遣い叩いて買い漁り、友達と貸し合って、夜が更けるまで読んでいました。
同じ頃、なぜか漫画「谷仮面」の影響で村上春樹を読み始めどっぷりハマりました。現在に至るまで、僕が最も好きな作家です。
その他、母親の薦めで、阿部公房遠藤周作をよく読んでいました。阿部公房は、SFなんだけど心理描写が本当にリアルで怖くて、今でも時々読むたびに背中がゾワゾワします。遠藤周作は個人的にも好きだったし、読書感想文の定番でした。

高校
筒井康隆の本と出会い、古本屋で文庫を買い漁りました。このスラップスティックな世界観にはやられましたね。その流れで横田順彌スティーブン・キングも良く読んでいました。
高校生の頃は全体的にSFやホラーなどが多かったかな。それ以外だと、原田宗典椎名誠中原中也宮沢賢治の詩集を何度も読み返すなど。思春期っぽいラインナップですね。

その後
社会人になってからは、村上春樹と筒井康隆を中心にいろんな本に手を出し、現在はほぼSFを乱読する毎日です。

一番「文学」を読んでいたのは小学生の頃かな?その後はエンターテイメント性の高いものが多く、現在は楽しむためだけに読書をしているような状態です。もちろん自己を非難してるわけじゃなく、こうして過去を振り返ると、読書の傾向って年齢を通じて様々に変化をするものなんだなぁ、と改めて感じます。
我が家は僕も妻も読書が好きで、その背中を見ているからか子供たちも本を読むことが好きなようです。読書自体を単純に賛辞するわけではありませんが、それでも子供たちが良く本を読むこと自体は、僕としては嬉しいですね。家族みんなで図書館に行って、ぶらぶら本を探すのも、休日の一つの楽しみ方になっています。

僕も、僕の家族も、これからもどんどん面白い本に出会えますように!


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