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僕の好きな浮世絵師

浮世絵は流派によって幾つかのグループ分けが出来る文化であり、初期は鳥居派、後期は歌川派と葛飾派、その他独立派、と大きく4つに分別することが出来ます。
このうち歌川派は、江戸中期から末期にかけて活躍した歌川豊春を祖とした一派です。この歌川派の系譜に含まれる、歌川豊国・国芳・国貞が僕の好きな浮世絵師なので、簡単にご紹介したいと思います。

歌川豊春の直系門下で、寛政~文政期に活躍し、歌川派を隆盛させたのが、歌川豊国です。役者似顔絵画の第一人者と言われています。人物の表情を含む動きの細微が伝わってくる、観てて感嘆したくなるタッチなんですよね。

その歌川豊国門下で、武者絵・奇抜絵で評価が高いのが歌川国芳です。水滸伝や南総里見八犬伝、忠臣蔵など、史実や伝奇のシリーズものも多く描いています。ダイナミックな人物の構図や形相、妖怪や動物などのおどろおどろしい姿など、迫力満点の絵が多いです。

国芳と同じく豊国門下なのが歌川国貞。三代目豊国(二代目豊国は歌川豊重)を襲名した絵師で、美人画・芸者絵の評判が高いです。国芳の絵は躍動感・力強さの中にちょっと陰を感じるんですが、国貞の絵は生き生きとした艶やかさ、明るさを感じます。春画が多いのも特徴でしょうか。

なお、風景画で有名な歌川広重は、同じ歌川派でも豊国では無く豊広門下です。広重が豊国門を叩いたときに、豊国門下生が多すぎて断られたとか。

上記に登場した歌川派の面々を整理すると以下の通り。
                            |-- 歌川豊重(二代目豊国)
歌川豊春 -- |-- 歌川豊国 -- |-- 歌川国芳
            |               |-- 歌川国貞(三代目豊国)
            |               |-- 歌川国政
            |
            |-- 歌川豊広 ------ 歌川広重

このように、僕の好みは「人物・派手・動き」の三点に集約されるようです。歌麿や写楽、北斎あたりの人物画も綺麗だし好きなのですが、特に選ぶとしたら上記の三人ですね。

ところで、今回この記事を書くに当たって情報収集していたところ、実はまだ現代でも歌川派の系譜が存在していることを発見しました。六代目 歌川国政、そして七代目 歌川豊国です。七代目豊国はWeb検索しても情報があまり出てこなかったのですが、六代目国政は積極的に個展等をされているようです。上記公式Webサイトでは幾つかの作品を見ることが出来ます。これは面白いですねー。いつか機会があれば個展に行ってみたいです。

ちなみに、東京近辺で浮世絵を楽しめる美術館は以下の通り。

太田記念美術館
平木浮世絵美術館
礫川浮世絵美術館

東京にいる間に、ぜひ何度か訪れたいと思います。

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