宮沢賢治と僕
関連:[-*煙猴*-]: 中原中也と僕
さて、中原中也のポストを書いたし、併せて宮沢賢治のポストも書きます。童話作家としても有名な宮沢賢治ですが、詩人としての一番有名な作品はやはり「雨ニモマケズ」ですよね。NHK教育「日本語であそぼ」でも多用されました。
僕の好きな作品はいくつかあるのですが、一番心に残っているのはやはり妹とし子を描いたものです。
何度読んでも心に響くのは「永訣の朝」ですね。長いので全編はこちらで読んで頂くとして、最後の3行
に、賢治の悲しみが全て詰まっていると思います。ヤバイ泣けてきた。
とし子の生前の作品としては「戀と病熱」も印象強いです。
宮沢賢治も青空文庫で読めるので、もし未読であれば一度読んでみると良いと思います。
さて、中原中也のポストを書いたし、併せて宮沢賢治のポストも書きます。童話作家としても有名な宮沢賢治ですが、詩人としての一番有名な作品はやはり「雨ニモマケズ」ですよね。NHK教育「日本語であそぼ」でも多用されました。
僕の好きな作品はいくつかあるのですが、一番心に残っているのはやはり妹とし子を描いたものです。
何度読んでも心に響くのは「永訣の朝」ですね。長いので全編はこちらで読んで頂くとして、最後の3行
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ
に、賢治の悲しみが全て詰まっていると思います。ヤバイ泣けてきた。
とし子の生前の作品としては「戀と病熱」も印象強いです。
けふはぼくのたましひは疾み
烏〔からす〕さへ正視ができない
あいつはちゃうどいまごろから
つめたい青銅〔ブロンヅ〕の病室で
透明薔薇〔ばら〕の火に燃される
ほんたうに、けれども妹よ
けふはぼくもあんまりひどいから
やなぎの花もとらない
宮沢賢治も青空文庫で読めるので、もし未読であれば一度読んでみると良いと思います。