読了:神林長平:[完璧な涙]

no image
神林 長平
早川書房
売り上げランキング: 206984


「猶予の月」と同じく、時間をギミックと使った作品。終末後の世界で「過去」と「未来」の闘いが繰り広げられる中、「感情の欠落した人間」と「名前を忘れた機械」が完璧な姿を取り戻す、というのが大まかな粗筋ですが、時間を平面として扱い、「過去」と「未来」が自分の境界を広げる闘いを行っているというコンセプトは面白かったです。形としては連作集なのでしょうが、きちんと一本の長編になるような構成が組まれています。

このブログの人気の投稿

転職のお知らせ

妻と長女とスキーしてきた

40代の減量戦略 〜体重-14kg、体脂肪率-12%を実現した具体的な方法〜