情報セキュリティ対策チェック項目一覧
僕の会社は社員20人以下の中小企業なのですが、半数以上はこの1年以内に入社しており、急激に増加した状況です。現在社内の情報整備に追われているのですが、社員に対し、情報セキュリティ対策について個別にチェックしてもらいたいと思い、以下のような一覧を作りました。一般的なものが多く、どんな会社でも使えるような、汎用的な内容ばかりだと思います。他にも追加すべき項目があれば、ぜひご指摘頂ければと思います。
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[PC(物理的)]
・事務所内PCは、デスクトップ・ノート問わず、セキュリティワイヤを装着する。
・事務所内ノートPCについては退室時施錠可能なキャビネットに保管する。
・PCを持ち出しする場合は適切に管理する。可能であれば施錠可能なカバンを使用する。常に体から離さず、交通機関では膝上にカバンを置き、ストラップを手に握る。肩掛けカバンの場合はストラップを体に通し襷がけにすること。網棚等への配置・足元への配置は厳禁。
・飲酒が想定される場合は極力PCを持ち歩かない。どうしてもPCを持ち飲酒する場合はPCをもっていることを常に意識し、カバンを体から話さない、もしくは身につけたままにすること。
・持ち出したPCを自宅に保管する場合、施錠可能な場所に保管すること。机上への放置は厳禁。
[PC(OS/ソフトウェア等)]
・BIOSパスワードを設定し、起動時にパスワード入力を求める。
・可能であればHDDパスワードを設定する。
・OSはユーザ名及びパスワード入力によるログイン/ログオンを必須とする。
・スクリーンセーバによるコンピュータロックを有効とし、復帰にはパスワードを求める設定にする。
・OS及びソフトウェアは常に最新バージョンを使用する。
・アンチウイルスソフトの導入を必須とし、ウイルスパターンファイルは常に最新バージョンを使用する。
・Winny、WinMX等のP2Pファイル共有ソフトの導入を禁ずる。導入が発見された場合罰則を適用する。
・不要なソフトウェアは極力導入せず、導入後不要と判断されるものは随時消去する。
・ファイルを削除した場合には、完全消去ソフトを使用し、PC上から完全にデータを削除する。
[ユーザ名・パスワード]
・パスワードについては推測の難しい強固なもの(原則英大小文字・数字・記号を使用した12文字以上)を使用する。ただし、サービスにより使用文字列・文字数に制限がある場合はその限りでは無い。
・個人にて社外サービスを使用する場合、会社にて使用しているユーザ名・パスワードは使用しない。
・パスワードは全てのサービスにて統一せず、個別に設定することが望ましい。
[Webブラウザ]
・ユーザ名やパスワード等の入力情報は極力保存せず、保存した場合は適切に管理を行う。
・キャッシュ及びクッキー等の情報は定期的に削除されるよう設定を行う。
・社内機密環境やお客様環境のURLはブックマークに登録しない。登録してある場合は全て削除すること。
[E-mail]
・メールソフトウェアの起動時及びアクティブ時にパスワード入力を求められることが望ましい。
・お客様のメールアドレスは極力アドレス帳に登録する。ただし、既に取引が終了したお客様、長期的に連絡を取っていないお客様の情報については削除を行う。お客様の氏名及びメールアドレスは個人情報であることを認識すること。
・誤送信防止のため、メールアドレスの手入力は避ける。
・複数のお客様にメールを送信する場合、メールアドレス情報の共有が不要な場合は、各メールアドレスをBCCに記述する。
・メールソフトの機能により、送信前に再度アドレスチェック画面を表示する機能がある場合には、機能を有効にする。
・メールを送信する前に、送信先及び内容、添付ファイルについて別の社員によるダブルチェックを行う。
・転送を行う場合、転送元のメールに記載された情報について、本当に転送が必要なものなのか、慎重に考慮する。
・お客様にメールにて資料を送付する場合、パスワード付圧縮にて送付する。パスワードは資料送信のメールとは別手段(TEL、事前に取り決め、別メール)にて共有する。
・お客様からメールにて資料をご送付頂く場合、パスワード付圧縮にて送付頂くようご依頼する。パスワードは資料送信のメールとは別手段(TEL、事前に取り決め、別メール)にて共有する。
・社外サービスを利用する場合、原則会社のメールアドレスを使用して登録してはいけない。
[TEL]
・お客様の電話番号は極力アドレス帳に登録する。ただし、既に取引が終了したお客様、長期的に連絡を取っていないお客様の情報については削除を行う。特に携帯電話番号はお客様個人の有するものである場合が多々あるため注意。お客様の氏名及び携帯電話番号は個人情報であることを認識すること。
・必ず電話先の相手が本人であることを確認し、本人以外の場合は不要な情報を提供しない。
・留守番電話には重要な情報を登録せず、連絡手段(再度連絡する/折り返し連絡がほしい)のみを登録する。
・携帯電話はキー操作ロック機能にて、パスワード入力を求める。アドレス帳操作に個別にロック機能がある場合は有効にする。
・携帯電話は原則ストラップを取り付ける。ネックストラップもしくはクリップ付であることが望ましい。
・社有・個人を取らず、お客様の電話番号が登録された携帯電話を紛失した場合、速やかにセキュリティ管理者に届出ること。
・自身の携帯電話や自社の電話以外からお客様に電話した場合、可能な限り発信履歴を削除する。
[FAX]
・送信先FAX番号については、入力後別の社員にてダブルチェックを行う。
・FAXは事前にテストFAXを送信後、電話にてテストFAXの到着を確認し、リダイアル機能にて資料を送信する。
・FAX送信後の資料については速やかに回収、必要に応じて廃棄することとし、FAX周辺に放置しない。
・自社のFAX以外からお客様にFAXした場合、可能な限り発信履歴を削除する。
[お客様資料]
・事務所内のお客様に関する資料は全て施錠可能なキャビネットに保管する。
・事務所内のお客様に関する資料は全て管理番号を割当て保管する。管理番号に基づき、定期的に資料の保管状態を確認する。
・資料の参照及び貸し出し状況は管理簿にて管理する。持ち出しは原則厳禁とし、やむを得ず持ち出すを行う場合はセキュリティ管理者の承認を得る。また、持ち出しについても別途管理簿にて管理する。
・紙等物理的にお客様資料を持ち歩く場合は厳重に管理し、不要な資料は即シュレッダーにて廃棄処理を行う。
・お客様資料は原則PCに保存せず、社内ファイルサーバに保存する。社外からお客様資料が必要な場合はVPNを使用して参照を行い、参照後は全てのキャッシュを削除する。
・個人PCにて業務資料を保存及び利用することは厳禁。
・お客様からメールにて頂いた資料は、社内ファイルサーバに保存後、添付ファイルを削除する。
・社内の過般媒体(USBメモリ、CD、DVD)は適切に管理し、不要なものは情報削除後廃棄する。USBメモリの場合データ消去ソフトにて情報削除を行う。CD、DVDはメディアシュレッダーにて廃棄する。
・過般媒体はあくまで一時的な扱いとし、使用後はデータを完全削除する。過般媒体にデータを残しておかない。
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[PC(物理的)]
・事務所内PCは、デスクトップ・ノート問わず、セキュリティワイヤを装着する。
・事務所内ノートPCについては退室時施錠可能なキャビネットに保管する。
・PCを持ち出しする場合は適切に管理する。可能であれば施錠可能なカバンを使用する。常に体から離さず、交通機関では膝上にカバンを置き、ストラップを手に握る。肩掛けカバンの場合はストラップを体に通し襷がけにすること。網棚等への配置・足元への配置は厳禁。
・飲酒が想定される場合は極力PCを持ち歩かない。どうしてもPCを持ち飲酒する場合はPCをもっていることを常に意識し、カバンを体から話さない、もしくは身につけたままにすること。
・持ち出したPCを自宅に保管する場合、施錠可能な場所に保管すること。机上への放置は厳禁。
[PC(OS/ソフトウェア等)]
・BIOSパスワードを設定し、起動時にパスワード入力を求める。
・可能であればHDDパスワードを設定する。
・OSはユーザ名及びパスワード入力によるログイン/ログオンを必須とする。
・スクリーンセーバによるコンピュータロックを有効とし、復帰にはパスワードを求める設定にする。
・OS及びソフトウェアは常に最新バージョンを使用する。
・アンチウイルスソフトの導入を必須とし、ウイルスパターンファイルは常に最新バージョンを使用する。
・Winny、WinMX等のP2Pファイル共有ソフトの導入を禁ずる。導入が発見された場合罰則を適用する。
・不要なソフトウェアは極力導入せず、導入後不要と判断されるものは随時消去する。
・ファイルを削除した場合には、完全消去ソフトを使用し、PC上から完全にデータを削除する。
[ユーザ名・パスワード]
・パスワードについては推測の難しい強固なもの(原則英大小文字・数字・記号を使用した12文字以上)を使用する。ただし、サービスにより使用文字列・文字数に制限がある場合はその限りでは無い。
・個人にて社外サービスを使用する場合、会社にて使用しているユーザ名・パスワードは使用しない。
・パスワードは全てのサービスにて統一せず、個別に設定することが望ましい。
[Webブラウザ]
・ユーザ名やパスワード等の入力情報は極力保存せず、保存した場合は適切に管理を行う。
・キャッシュ及びクッキー等の情報は定期的に削除されるよう設定を行う。
・社内機密環境やお客様環境のURLはブックマークに登録しない。登録してある場合は全て削除すること。
[E-mail]
・メールソフトウェアの起動時及びアクティブ時にパスワード入力を求められることが望ましい。
・お客様のメールアドレスは極力アドレス帳に登録する。ただし、既に取引が終了したお客様、長期的に連絡を取っていないお客様の情報については削除を行う。お客様の氏名及びメールアドレスは個人情報であることを認識すること。
・誤送信防止のため、メールアドレスの手入力は避ける。
・複数のお客様にメールを送信する場合、メールアドレス情報の共有が不要な場合は、各メールアドレスをBCCに記述する。
・メールソフトの機能により、送信前に再度アドレスチェック画面を表示する機能がある場合には、機能を有効にする。
・メールを送信する前に、送信先及び内容、添付ファイルについて別の社員によるダブルチェックを行う。
・転送を行う場合、転送元のメールに記載された情報について、本当に転送が必要なものなのか、慎重に考慮する。
・お客様にメールにて資料を送付する場合、パスワード付圧縮にて送付する。パスワードは資料送信のメールとは別手段(TEL、事前に取り決め、別メール)にて共有する。
・お客様からメールにて資料をご送付頂く場合、パスワード付圧縮にて送付頂くようご依頼する。パスワードは資料送信のメールとは別手段(TEL、事前に取り決め、別メール)にて共有する。
・社外サービスを利用する場合、原則会社のメールアドレスを使用して登録してはいけない。
[TEL]
・お客様の電話番号は極力アドレス帳に登録する。ただし、既に取引が終了したお客様、長期的に連絡を取っていないお客様の情報については削除を行う。特に携帯電話番号はお客様個人の有するものである場合が多々あるため注意。お客様の氏名及び携帯電話番号は個人情報であることを認識すること。
・必ず電話先の相手が本人であることを確認し、本人以外の場合は不要な情報を提供しない。
・留守番電話には重要な情報を登録せず、連絡手段(再度連絡する/折り返し連絡がほしい)のみを登録する。
・携帯電話はキー操作ロック機能にて、パスワード入力を求める。アドレス帳操作に個別にロック機能がある場合は有効にする。
・携帯電話は原則ストラップを取り付ける。ネックストラップもしくはクリップ付であることが望ましい。
・社有・個人を取らず、お客様の電話番号が登録された携帯電話を紛失した場合、速やかにセキュリティ管理者に届出ること。
・自身の携帯電話や自社の電話以外からお客様に電話した場合、可能な限り発信履歴を削除する。
[FAX]
・送信先FAX番号については、入力後別の社員にてダブルチェックを行う。
・FAXは事前にテストFAXを送信後、電話にてテストFAXの到着を確認し、リダイアル機能にて資料を送信する。
・FAX送信後の資料については速やかに回収、必要に応じて廃棄することとし、FAX周辺に放置しない。
・自社のFAX以外からお客様にFAXした場合、可能な限り発信履歴を削除する。
[お客様資料]
・事務所内のお客様に関する資料は全て施錠可能なキャビネットに保管する。
・事務所内のお客様に関する資料は全て管理番号を割当て保管する。管理番号に基づき、定期的に資料の保管状態を確認する。
・資料の参照及び貸し出し状況は管理簿にて管理する。持ち出しは原則厳禁とし、やむを得ず持ち出すを行う場合はセキュリティ管理者の承認を得る。また、持ち出しについても別途管理簿にて管理する。
・紙等物理的にお客様資料を持ち歩く場合は厳重に管理し、不要な資料は即シュレッダーにて廃棄処理を行う。
・お客様資料は原則PCに保存せず、社内ファイルサーバに保存する。社外からお客様資料が必要な場合はVPNを使用して参照を行い、参照後は全てのキャッシュを削除する。
・個人PCにて業務資料を保存及び利用することは厳禁。
・お客様からメールにて頂いた資料は、社内ファイルサーバに保存後、添付ファイルを削除する。
・社内の過般媒体(USBメモリ、CD、DVD)は適切に管理し、不要なものは情報削除後廃棄する。USBメモリの場合データ消去ソフトにて情報削除を行う。CD、DVDはメディアシュレッダーにて廃棄する。
・過般媒体はあくまで一時的な扱いとし、使用後はデータを完全削除する。過般媒体にデータを残しておかない。
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