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禁煙1周年

2006年11月15日に禁煙してから、1年が経過しました。成人してからずっと喫煙者だったので、禁煙というのは僕にとって一大イベントだったわけで、この1年をちょっと振り返ってみたいと思います。

【基本的な喫煙へのスタンス】
まず最初に上げておきますが、僕は喫煙者及び喫煙行為を否定しません。自分も長い間吸ってきたし、結局のところマナーとTPOだけちゃんとしていれば、問題ないと思います。ただ、禁煙によって、歩き煙草や待合場所での喫煙、喫煙禁止場所での喫煙に相当腹が立つようになったのは事実。振り返れば自分も行ってきた行為なのですが、人間は人の振りを見ないと自分の振りを治さないものののようです。

【禁煙の経緯】
初日は問題なし、二日目が一番キツく、三日目に少し収束。そして三日を越えてしまえば後は問題ありません。最初の1ヶ月は、飲酒した場合や周りに喫煙者が多い場所に行ったときは、すごく吸いたくなりましたが(実際に1,2本吸いましたけど)、1ヶ月を越えると喫煙欲が消えました。たまに夢に見たりもしましたが、目が覚めたときには喫煙欲は無い状態です。

【禁煙による影響】
(1)「間」を持て余す
禁煙してから、「あぁ煙草って会話の間を作るのに使ってたんだな」と気がつきました。会話の間を余すと、手が余計なものを弄んでしまいます。例えば箸置きだったり、意味も無くお皿の場所を変えたり、グラスに手をやってみたり。アサラトを持ってたらぶんぶん振り回すでしょうね。
(2)別に健康にはならない
これは、影響ではないのですが...煙草を吸わなくなっても、特に肌の調子がよくなったわけでもなく、健康になったわけでもありません。もちろん煙草の影響は1年やそこらで消えるものではないようなのですが。
(3)煙草の匂いが嫌いになった
やはり煙草の匂いが相当気になるようになりました。通りすがりの人からの匂いにも気づくようになりましたし、居酒屋に行った後などはスーツをクリーニングに出します。あれだけ好きだった匂いも、自分が吸わなくなると嫌悪するものですね。
(4)「喫煙によるリラックス」は無い
昔は、煙草を吸って、ふーと一息つく、という習慣がありましたが、吸わなくても問題ありません。逆に煙草が吸えないことに対するストレスが無くなりました。これは結構大きいです。サーバ室に半日篭りっ放しという仕事の仕方が出来るようになりましたから。
(5)「喫煙場所での会話」も必要ない
煙草を止める決意がわかなかった大きな理由に、「喫煙場所での会話」というものがあります。実際に禁煙してみると、まぁ別に必要ないな、と。喫煙場所でしか出来ない会話ってそんなに大きな理由が無いものが多く、重要な会話はちゃんとメールなり会議なりですることが出来てます。コミュニケーションを取る方法は、一つに依存するものでは無いのだと気づきました。
(6)客先や新しい作業現場で、喫煙場所をチェックする必要が無い
昔は、新しい建物に来ると、まず喫煙場所を探していましたが、現在はトイレくらいしか探しません。
(7)飯が美味い
これは本当にヤバイ。元々食事前には吸わないようにしていたのですが、禁煙してから食事が美味いと感じることが多くなりました。おかげで禁煙当初は3kgほど太りました。現在は「飯が美味い」ことに慣れたので、禁煙当初ほどの感動はありません。
(8)金銭的なメリット
1日1箱で、1ヶ月\7,500。今は値上がりしたようなので、もっと高いでしょうけれど、禁煙してから月\7,500が自由に使えるお金に加算されました。小遣い\15,000の僕から見れば、いきなり倍額になったようなものです。これはでかい。

【今後の喫煙へのスタンス】
自分が吸うことはもう無いでしょうが、だからと言って他人の喫煙を咎めようとは思いません。自分の子供には喫煙してほしくないとは思いますが、まぁ自分も通ってきた道なので、無理に止めても無駄かなぁと思っています。

【smokeymonkeyという名前について】
元々は、喫煙する猿似、じゃあsmokeyでmonkeyだ!と決めましたが、色々調べると「煙たい」は「smoky」が正しいそうです。じゃあ「smokey」は...と調べると、「Smokey Robinson」は同じ綴りだと判明。よし、Smokey Robinsonに憧れてる猿ってことにしよう!というこじつけにより、smokeymonkeyは今に至るわけです。なので、禁煙は影響しません(笑)

もちろん、たかが1年という見方も出来ますが、喫煙に復帰しないようにしたいな、と思います。

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