2010/09/01

読了:冲方 丁:[マルドゥック・ヴェロシティ]

関連:読了:冲方 丁:[マルドゥック・スクランブル]

上記[マルドゥック・スクランブル]の前日譚。なんだけど、「有用性の証明」というテーマは、本作のほうに収束されていると思います。

あとがきにあるとおり、異能集団vs異能集団というのはエンターテイメントとして非常に見所があるのですが、クライマックスに至るまでに何度も読者の裏をかいてくるので、サスペンス的な要素も盛りだくさん。

惜しむべきは第3巻にて多少結末に急ぎすぎている感があるところか...とはいえボイルドが「堕ちて」いく過程を含め、非常に楽しめました。ナタリアと出会ってからどんどん人間臭くなっていって、そしてその人間臭さからこそ、あの結末に向かっていったんでしょうね。

マルドゥック・スクランブルのアニメ化の話、どうなったんですかね...どうせならヴェロシティまでアニメ化しちゃえば良いのに。

さて、続編はあるのでしょうか?ボイルドの娘と「シザーズ」を中心にした物語というのも、読みたいところですけどね。