2009/01/12

読了:神林長平:[猶予の月]

神林長平作品にはハードなSFとして追求されたものと、作者のロマンチストな部分が表層化したものとがあるけど、こちらは後者。理論の部分は結構小難しくて理解し辛い部分もあるんだけれど、中盤からぐいぐいと読ませるのはさすがです。イシス(+アシリス)vsバールの闘いが主軸になりますが、本作の最大の魅力はアシリスに対するイシスの「ツンデレ且つ地雷女」ぶりではないかと思います。

SFとして読んでもファンタジーとして読んでも傑作です。

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