スタイルとしての風呂敷
ECO JAPAN の記事から。 風呂敷に見る日本文化の美しさ(前編) / (後編) 日本初の風呂敷専門店 むす美 のアート・ディレクター、山田さんのインタビュー記事です。風呂敷の歴史や使い方など、非常に興味深いお話が載っています。 特に気になったのは、唐草模様について。 「唐草風呂敷=泥棒というイメージをお持ちではないですか(笑)。昔はお嫁に行くときに持っていくぐらいですから、どこの家にも唐草文様の風呂敷があったんです。だから、泥棒はまずそこの家の風呂敷を拝借したのでは。風呂敷は品物の形状や量にとらわれず包めるので便利だったでしょうし、それを持って出たところで、かつては大して人目にもつかなかったはずです。泥棒だから唐草文様なのではなく、それだけ一般的に使われていた柄だったということだと思います」 なるほど、一般的で目立たないからこそ、泥棒にとっては使いやすかったんでしょうね。 最近のエコロジーブームから風呂敷が若い女性に流行しましたし、また日本文化の再発見という見方もあると思いますが、僕としては純粋に「かっこいい」と思います。元々歌舞伎や浮世絵に興味があるので、風呂敷をポケットからさっと取り出せるようになりたいなぁと思います。 ぜひ自分で1枚所持したいですね。