2007/11/20

I HAVE A DREAM

I Have a Dream - Wikipedia

非常に有名な言い回しです。1963年8月28日、公民権運動が盛り上がるアメリカで、マーティン・ルーサー・キング Jrが行った演説です。公民権運動自体は主にアフリカンアメリカンを中心としたものですし、キング牧師の演説自体も、白人と黒人の関係、及びキリスト教をメインに捉えた内容になっていますので、世界的な人種差別撤廃運動とは一線を介したものだと思っていますが、僕にとっては非常に心に残っている言葉です。結局のところ差別行為への抵抗は、想像(Imagine)するだけでは無く、声を上げること、手を上げることが非常に大事なのだと思います。頭を押えつけられ、組み伏せられ、叩き嬲られているときに、想像なんてクソの役にも立ちません。声を上げなければ、誰にも届かないのです。

ところで僕は、世界的な視点で言えば、人種差別の例として主に黒人の環境をあげることは、問題を矮小化するだけだと思っています。アメリカでは黒人への人種差別が大きく問題になっていますが、それはアメリカ国内での黒人人口の割合の多さと、社会的影響力のある黒人が多いことに起因するものだと思います。今も世界ではアングロサクソンがアフリカンを殺し、逆にアフリカンがアングロサクソンを殺し、アングロサクソンとアフリカンが手を取ってアラビアンを殺し、アフリカンとヒスパニックが手を取ってアングロサクソンを殺し、アラビアンはアジアンを殺し、アジアンもアングロサクソンを殺しています。そして多数派民族が少数民族を殺します。米兵は日本人をレイプします。ここに挙げたのは一例に過ぎません。「弱いものたちは夕暮れ、さらに弱いものを叩く」(The Blue Hearts/Train Train)のです。人種差別は、この地球上に染み渡り、降り積もり、滲んで、消すことが出来ません。人間は恐らく人種差別を無くすことが出来ないのだろう、とまで思います。だから、黒人だけを人種差別の例としてあげることは適切ではないと思います。彼らも人種差別の被害者であり、加害者なのです。もちろん日本人も被害者であり、加害者です。「誰もが」被害者でも加害者でもあるのだと思います。

でも、いつの日か、「誰もが」声をあげて、「私には夢がある、すべての人々が手を取り合えること」と言えるなら、少し変わるかも知れません。
とりあえず僕は、この世界の片隅で声を上げてみます。

「I have a dream!」