2014/10/21

大人が必ず正しいとは限らない、という話

昨日、長男がこんなことを言いました。

「サッカーしている時に、自分が出来る訳でもない、上手い訳でもない大人たちが、横からあーだこーだ口出してくるのが腹が立つ」


そこで僕はこんな話を長男に聞かせました。

僕は中学生の頃サッカー部に所属していたのですが、中学2年生の3学期末で顧問の先生が転勤することになりました。その顧問の先生は学生時代からずっとサッカーをプレイしてきた若い先生で、実際にとても上手で、指導も僕たち部員が満足するレベルのものでした。部として強くは無かったのだけれど、皆で楽しくやれていましたし、みんなその顧問の先生のことを慕っていました。

さて、僕たち2年生は、3年生という中学最後の年に顧問の先生がいなくなってしまうことになります。残念なことに中学校の中にはサッカーの指導が出来るような先生はいませんでした。せめて名前だけ登録してくれれば自分たちで練習ができますので、全ての先生に頭を下げに行ったのですが、担当してくれそうな先生は誰もいません。唯一保健室の先生(養護教諭さん、年配の女性)だけが「どうしてもいなかったら名前だけ貸してあげる」と言ってくれました。

そんな中、僕たちが3年生になった年に、他校から転勤してきた先生がいました。元々バトミントン部の指導を長くしてきたそうなのですが、僕たちの中学校にはバトミントン部が無く、また転勤してきたばかりなので担当の部活を持っていませんでした。

そこで部員全員でその先生に顧問をしてくれるようお願いしたところ「お前たちが全員坊主頭にしてきたらやってやる」とのお言葉。超ムカついたのですが、僕たちはサッカーがしたかったので、黙って坊主頭にしてもう一度お願いしに行きました(坊主頭にすることに反発して辞めた友人もいます)

ところが、まーコイツの指導が酷い。サッカーをロクに知らんくせに口ばっかりだしてきて、意味のない練習ばかりさせる。僕と友人たちは小学生6年間ずーっとサッカー少年団にいたので、基礎はわかっています。しかしコイツの指導はそもそも基礎がわかってない。

結局皆のモチベーションが上がらないまま、中体連はボコボコの酷い結果で、そのまま中学時代のサッカーを卒業しました。今考えても、僕のサッカーに対する情熱はこの時に一度死んだと思います。なお、その後その先生は痴漢だか援助交際だかで新聞の社会面を飾りました。


さて、この話をした後、僕は長男にこう言いました。

「大人は子供より長く生きていてたくさんの経験をしているから、子供より間違いを知っているし、その間違いを正してあげたり、より良いやり方を教えてあげることが出来る。これは勉強もサッカーも、それ以外の生き方全般に対してそうだ。
でも大人だって出来ることと出来ないことがあるし、間違うこともある。だから大人に言われたからって黙ってハイハイ話を聞くことは無い。大人の方が間違ってると思うならなんで間違ってると思うのかをちゃんと言いなさい。それも聞かずに一方的に意見を押し付けてくるなら、そんな大人の言うことは聞かなくていい」


で、我が身を振り返ってみるわけだ。
僕はちゃんと子供と話をしているだろうか。子供の話を聞けているだろうか?子供が何故それをしたいのか、そう思うのかを聞かずに「いいからやれ」「いいからやめなさい」と言ってないだろうか?うーん、出来る限り頑張ってるつもりだけど、たまに「いいから ◯◯しなさい」と言っちゃっている気がする。

僕はもう30代半ばで、子供も三人いて、世間一般では大人であり親であるわけだけど、それでもまだまだだ間違いを犯すし、間違ったことを言っちゃうことがある。
そんな時にちゃんと間違いを正したり、子供に間違いを指摘された時に「ごめん、それはパパが悪かった」って言えるような、そういう風にありたいなぁと、改めて思いました。



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