2012/03/13

読了:パオロ・バチガルピ:[ねじまき少女]

ようやっと読了した。

石油が枯渇し、エネルギー構造が激変した近未来のバンコク。遺伝子組替動物を使役させエネルギーを取り出す工場を経営するアンダースン・レイクは、ある日、市場で奇妙な外見と芳醇な味を持つ果物ンガウを手にする。ンガウの調査を始めたアンダースンは、ある夜、クラブで踊る少女型アンドロイドのエミコに出会う。彼とねじまき少女エミコとの出会いは、世界の運命を大きく変えていった。ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など主要SF賞を総なめにした鮮烈作。
面白かったのは面白かったんだけど、日本語訳のせいか少々読み辛かった。 登場人物が多いのと名前が微妙に似てるのもあって、首をかしげることもしばしば。でも猥雑なアジア都市を舞台にして遺伝子工学の産物であるアンドロイドや奇病、遺伝子改変動物などが登場するってのはなかなか目新しくて面白かったと思う。いわゆるサイバーを舞台装置やガジェットにしなくてもSFになるんだという好例じゃないかな。