2011/10/06

読了:グレッグ・イーガン[宇宙消失]

宇宙消失 (創元SF文庫)宇宙消失 (創元SF文庫)
グレッグ イーガン,Greg Egan,山岸 真

東京創元社
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2034年、地球の夜空から星々が消えた。正体不明の暗黒の球体が太陽系を包みこんだのだ。世界を恐慌が襲った。この球体について様々な仮説が乱れ飛ぶが、決着のつかないまま、33年が過ぎた…。ある日、元警察官ニックは、病院から消えた若い女性の捜索依頼を受ける。だがそれが、人類を震撼させる量子論的真実につながろうとは!ナノテクと量子論が織りなす、戦慄のハードSF。
脳神経をナノマシンで再接続して用途別にコンピュータ化し感情の抑制も出来る「モッド」を駆使したサイバーパンク・ハードボイルドかと思いきや、量子力学を柱とした超ハードSFだった。量子力学のあたりは難しすぎてあんまり理解できなかったところも正直あるんだけど、要は量子力学的に観測されず=収縮されず、状態が実現していない状態(シュレーディンガーの猫でいうと箱が開けられておらず観測がされていないため猫が生きている状態と死んでいる状態が重なり合っている状態)というギミックを使って、どんなに確率が低い現象でも自由に選択ができる(その確率が低い現象を引き当てた状態で収縮して固定化する)能力をギミックとして使った物語です。この説明だけだとわけわからないと思うので一読をオススメします。エンディングがこれで良かったのかちょっと釈然としないんだけど、何度も読み返さないと分かりづらいんだろうなぁ。

面白かったのは面白かったんだけど、理解するのに難しいポイントが多くて、読み終わるのに時間がかかりました。いつかまた読み返そう。