2009/01/18

読了:神林長平:[完璧な涙]

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神林 長平
早川書房
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「猶予の月」と同じく、時間をギミックと使った作品。終末後の世界で「過去」と「未来」の闘いが繰り広げられる中、「感情の欠落した人間」と「名前を忘れた機械」が完璧な姿を取り戻す、というのが大まかな粗筋ですが、時間を平面として扱い、「過去」と「未来」が自分の境界を広げる闘いを行っているというコンセプトは面白かったです。形としては連作集なのでしょうが、きちんと一本の長編になるような構成が組まれています。